さて、いよいよ本土も梅雨入り間近ですね。
このジメジメ季節の楽しみが、紫陽花ですね。
紫陽花が大好きという人も多いと思いますが、品種改良によるものや西洋紫陽花など種類が豊富だということがその理由の一つではないでしょうか。
ご存じの通り、土のpHによって色が変化したり、時間とともに色の変化も楽しめます。
その性質を反映するごとく、花言葉は「移り気」「浮気」というものも含まれ、紫陽花の色によっても花言葉が違うようです。
さて、この紫陽花は生花で楽しむだけでなく、ドライフラワーにも向いているのでお得な楽しみ方ができます。
一見すると花のように見える花びらは、「花弁(ガク)」にあたります。
昼間を除いた時間帯に紫陽花を収穫して、逆さにして陰干しすると美しいドライフラワーができあがります。
なぜ昼間を除いた時間帯に収穫なのかというと、昼間は、水分を発散してガクの水分量が少なくなるからなのです。
ドライにするのに水分が多い方がいいというのは意外かもしれませんが、ガクの水分量が少ない状態で収穫すると、シワシワでクシャッとした状態のものになってしまいます。
また、収穫の時期は、花が咲いてしばらく時間が経ってガクの厚みが厚くなるころ(ガクの色が抜けてきたころ)がいいタイミングです。厚みがあると、クシャクシャになりにくいです。
紫陽花を上手にドライにして長く楽しめたらいいですね。