今回も紫陽花ネタ

2020.06.08

6月なので、紫陽花で勝手に盛り上がっています。

さてさて、今回は基本に戻って、紫陽花についての育て方と選定のコツについてご紹介したいと思います。

紫陽花のことなら良く知っているよー、という方もいらっしゃると思いますが、意外と手がかからず丈夫な紫陽花、見た目が気に入って庭に植えて毎年お花が咲いて、、、と、そのまま放置してしまうケースも多いようです。

でも、たまーに

えっ!?うちの紫陽花枯れちゃったよ、、、

なんて声も聞こえることがあります。

そんなうっかりさんのために、改めて基本的な内容をお伝えさせていただきます。

すいません、ちょっと今回はボリュームあります。ちょっと真面目に。

 

ではでは、紫陽花基本編でーす。

【種類】

・ガクアジサイ

「墨田の花火」などが有名ですが、清楚な雰囲気と和テイストが感じられます。

ハマアジサイともいい、全体的にやや大型で花色は白色と青色のほか紅色の要素もあります。葉につやがあります。

山よりも海辺に近い方に咲くのが本種で、耐潮性が高いです。

 

・ヤマアジサイ

山に自生している代表的なアジサイで、サワアジサイとも呼ばれます。

ガクアジサイと似ていますが全体的にやや小型、白色や淡青色の花が多いです。

 

・セイヨウアジサイ

欧米で品種改良された華やかな品種です。寒さや乾燥に弱いタイプが多く、よく鉢花に仕立てられています。

 

・カシワバアジサイ

北アメリカ原産の白花種で、その名の通りカシワ形の葉をしています。白い花は終わりごろにはピンク色に変わり、葉も紅葉して長く楽しめます。

 

【植え付け】

2月下旬~3月、腐葉土などをすき込み、水はけ、水持ちのよい土に植えます。乾燥を嫌うので、株元に日が当たるときはマルチングをします。

赤い花は中性~アルカリ性、青い花は酸性土を好むのでピートモスをすき込みます。日陰でも花は見られますが、日当たりが良い方が花つきがよく生長も盛んです。

特にカシワバアジサイは日当たりを好み、逆にヤマアジサイは乾燥に弱く半日陰に植えます。

 

【育て方】

寒肥として青い花にはカリ分、赤い花には窒素とリン酸分の多い化成肥料を施します。

梅雨明けの高温乾燥期にハダニがよく発生するため、殺ダニ剤で防除します。葉に穴が開いていたら、夜間にナメクジを探して捕殺するか誘殺剤を仕掛けます。白カビが生じるうどんこ病がひどい場合は、殺菌剤を散布するか摘葉して被害拡大を抑えます。

 

【剪定】

花が咲いた枝は、花が終わりかけるころ2~3節をつけて切り詰めます。この剪定を繰り返して大きくなりすぎた場合は、花をあきらめても思いっきり短く切るか、株元ですべての枝を切り、新たな株に作り直します。翌年は開花が見られませんが、栽培を続けていれば花がつきます。

大株の場合は半分ずつ行えば花が絶えることはありません。

落葉後は、込み合った部分で古枝を付け根から切り落としたり、伸びすぎた枝をふくらんだ花芽の上で切り戻したりして樹形を整えます。

 

【ふやし方】

かたまった新梢を挿し穂にした緑枝挿しは、保湿しやすい環境なので成功率が高まります。

休眠枝挿しは、ビニール袋などで葉の蒸散を抑えます。取り木も可能。

 

以上になりますが、

最後に、紫陽花を鉢植えにされている方も多いと思いますが、いつの間にか株が大きく生長し、びっくりするぐらいのスピードで水切れを起こすケースが多々あります。

鉢植えの場合の水切れ、要注意です!!

 

 

 

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